仕事を知る
H.Tさん(1996年入社)
本社営業部
「私の仕事」― 現在の業務内容について
幅広い業種に対応、
営業としてのやりがいを実感
どのような業務を担当されていますか?
営業を担当しています。
ナニックの営業活動は、ハウスメーカーやマンションデベロッパー、ショップ、施工店、工務店、設計事務所、ゼネコンなど、建築からインテリア業界まで幅広い業種のお客様が対象です。
営業としての一番の目的は、弊社製品を各案件に採用していただくこと。そのために、物件ごとのニーズを把握しながら、戦略的にアプローチしています。また、時には現場に足を運び、納まりや施工方法について直接確認・提案をすることもあります。
現場の対応から提案活動まで幅広く関わることが多いので、製品のことだけでなく、建築や設計の知識も必要になりますが、それだけにやりがいも大きい仕事です。
1日の仕事の流れを簡単に教えてください。
毎日決まったスケジュールがあるわけではありません。基本的にはメールチェック作業から、一日が始まります。
その後は、見積書の資料準備と、事務作業的な業務を行います。午前中から午後にかけては、営業活動で外出です。
その日の状況に応じて動くことが多く、柔軟な対応力が求められる仕事だと感じています。

入社のきっかけ・理由
自分の経験を活かし、「ものづくり」に挑戦
当社に入社を決めた理由は何ですか?
入社のきっかけは、知人からの紹介でした。
前職はカーテンメーカーに勤めていたのですが、その後、デザイン事務所で働いていました。そんな中で当社を知り、「木製ブラインドって何?」と思ったのがきっかけです。
入社時に、カタログ制作から営業にかかわる事を任せると言われました。「ものづくり」に携わる仕事は好きでしたし、当社であれば自分のこれまでの経験も活かせるのではと思い、今日に至っています。
やりがい・魅力
お客様から「良かった」という言葉に、喜びを実感
どのような時に仕事のやりがいを感じますか?
また、この仕事ならではの魅力や面白さは何だと思いますか?
やはり、営業を続けてきた案件が、実際に数字として成果に表れた時は大きなやりがいを感じます。
特に、お客様から「良かった」と言っていただけた時は、本当に嬉しいですね。
印象に残っているのは、長年他の窓装飾製品しか使っていなかったお客様が、当社の製品を採用してくださった時です。粘り強い営業の積み重ねがあって、ようやく「使ってみようか」と言っていただけた時は、一区切りついたというか、胸にくるものがあります。
この仕事の面白さは、採用された製品が空間の印象を大きく変えていく様子を間近で見られること。営業職だからこそ、建築やインテリアのプロの方たちと関わる機会も多く、木製ブラインドの話にとどまらず幅広い知識やアイデアに触れられる点も魅力だと感じています。
キャリア・成長について
失敗から学んだ経験を活かす
これまでの経験で成長を実感したエピソードを教えてください。
自分自身が成長できたと実感するのは、やはり失敗から学んだ経験が大きいですね。
たとえば、過去に大規模な現場で、最初は当社の製品が全面的に採用される方向だったのですが、最終的に他社製品へ変更になってしまったことがありました。どれだけデザイン性が高く、設計士の方から強く推薦されていても、うまくいかない場面もあると強く感じましたし、悔しさが残りました。
この経験から、「誠実にやっていれば報われる」と信じる気持ちは持ちつつ、すべてを鵜呑みにせず、関係者の意図や背景を冷静に見極める視点も必要だと学びました。
人や状況を見抜く目を養うことが、信頼を築くうえでも、リスクを避けるうえでもとても大切。そうした“地に足のついた判断力”のようなものが、少しずつ身についたのかなと感じています。
求職者へのメッセージ
ものづくりの魅力を伝える、営業ならではの面白さ
これから入社を考えている方に向けて、アドバイスやメッセージをお願いします。
営業という観点で言えば、インテリアが好きな方には特に面白さを感じてもらえる仕事だと思います。カーテンやカーペット、家具などとはまた違う、窓まわりに特化したメーカー営業というこの仕事は他にありません。
私たちは単なる商社ではなく、“メーカー”として1から製品をつくっている会社です。それも、日本国内で唯一、自社で木材から製造まで一貫して手掛けているメーカーです。その点は大きな強みですし、営業としても自信を持ってお客様に提案できる材料になると思います。
ものづくりに携わりながら、インテリアの世界で提案をしたいという方には、きっとやりがいを感じてもらえると思います。