仕事を知る
T.Yさん(2010年入社)
本社技術部
「私の仕事」― 現在の業務内容について
開発からカスタマーサポートまで、
すべてに関わる
どのような業務を担当されていますか?
製品の開発、改良から始まりまして、各物件の図面から部品の図面作成を行っています。製品を納めるというところまでが1番多いですね。あとは、カスタマサポートのリーダーとしての管理業務があります。
1日の仕事の流れを簡単に教えてください。
出社は朝9時頃です。まず最初にメールのチェックをして、その対応にだいたい10時、場合によっては11時くらいまでかかることもあります。多いときは朝だけで30〜40件ほどメールが届いていることもあるので、それを仕分けしながら対応していると、結構時間がかかります。それから、午前中の後半には、指示書のチェックも行います。午前中は主に図面関係の作業を行うことが多いですね。というのも、1日のうちで頭を使う作業は、なるべく朝のうちに集中してやるようにしています。やはり午前中の方が頭が冴えているので、複数の図面を一気に片付けるには効率がいいんです。 午後もその流れで図面作業を続けることはありますが、どちらかというと午後は、考える必要がある開発案件に時間を割くことが多いですね。夕方頃になると、カスタマーサポート関連の伝票処理を行っていることが多いですね。営業スタッフが外出先から戻ってくる時間帯でもあるので、そこからは営業とのやりとりも増えてきます。問い合わせや確認事項など、細かい話がいろいろと出てくるので、そうした対応をしていると、どうしても緊張感が増してくる時間帯でもありますね。 夕方以降は見積もりのチェックなど、細かい確認作業に時間を使うことが多いです。

やりがい・魅力
提案がカタチになった時、やってよかったと思える
どのような時に仕事のやりがいを感じますか?
また、この仕事ならではの魅力や面白さは何だと思いますか?
やっぱり、お客様から「こういうものが作れないか」とか、「他のメーカーでは難しいって言われたんだけど…」というご相談をいただいて、それに対して「こうすれば形にできますよ」と提案して、実際にそれが実現できた時ですね。そういう瞬間は、本当にやりがいを感じますし、「やってよかったな」と思います。 他のメーカーでは既存の商品しか対応できなかったり、柔軟な対応が難しいケースも多いんです。でも、当社はそういった“ちょっと困っている案件”に対しても、一緒に考えながら解決策を見つけられる。その部分が、自分たちの強みだと思っています。 「〇〇社ではできなかったけど、ここならできた。本当に助かったよ」と言ってもらえたときは、やっぱり嬉しいですね。まさにこの仕事ならではの魅力だと感じます。
キャリア・成長について
自分たちにしか作れない“新しい価値”を
これまでの経験で成長を実感したエピソードを教えてください。
正直、自分で「成長したな」とはあまり実感しないタイプなんですが(笑)、それでもやっぱり、お客様や建築関係のゼネコンの方々とやり取りをしている中で、「あ、自分もちゃんと対等に話ができてるな」と感じる瞬間はありますね。特に僕の場合は電動製品関連の打ち合わせを担当することが多いんですが、そういった専門性の高い分野で、相手もその道のプロという中で、きちんと話ができていると思えたときは、やっぱり少しずつでも成長できているんだなと実感します。 今振り返ってみると、10年前の自分にはできなかったことも多かったと思います。そういった意味では、積み重ねてきた経験の成果を感じることがありますね。 これからはさらに、自分たちにしか作れないような“新しい価値”を形にしていけるように、ものづくりの精度や提案力をもっと磨いていきたいと思っています。
求職者へのメッセージ
“顔が見える関係性”が、仕事を動かす
これから入社を考えている方に向けて、アドバイスやメッセージをお願いします。
当社は決して大きな会社ではありませんが、その分、みんなで協力し合いながら、同じ目標に向かって進んでいける環境があります。ぜひ、そういうチームの一員として、一緒にものづくりに取り組んでくれる仲間が増えてくれたら嬉しいです。 最近は若い社員も増えてきて、社内全体にフレッシュな雰囲気が出てきたように感じています。部署ごとに多少の違いはありますが、工場も含めて、以前よりも職場の雰囲気は明るく、コミュニケーションも活発になってきていると思います。 特にこの業界では、社内外とのコミュニケーションがとても大事です。直接顔を合わせる機会が少なくても、「顔が見える関係性」を築くことは、仕事をスムーズに進めるうえでとても大きいと感じています。 あと、ちょっと細かい話かもしれませんが、個人的に気をつけていることがあります。それは“見た目のセンス”です。自分たちの商品って、基本的に住空間に関わるものなので、おしゃれな空間をつくりたいお客様に対して、自分がセンスなく見えてしまうと説得力がないなと思っていて。だから、できるだけ清潔感やセンスには気を配るようにしています。 前職でも、自社商品を実際に触りながら、工夫して取り付けたり、他社では対応できないことに挑戦するような経験がありました。今の仕事ともそういった点では共通する部分が多いですし、物を触ることが好きな人にとっては、やりがいのある職場だと思います。もちろん僕自身にも、まだまだ目標はあります。会社全体としても、これからの世代にどう仕事を引き継いでいくかということが重要なテーマになってくると思います。今後は、自分にしかできない部分をどう後輩たちに伝えていくか、そんなことも意識しながら取り組んでいきたいと思っています。